突然の私事ですが、家庭教師の仕事をしています。
(普段は浮かれた記事ばかり書いておりますが…笑)
学校も塾も休校になってしまっている今こそ、家庭教師が力を発揮できる時だと思います。
ですが、残念ながら家庭教師の授業環境も「密」な状況に他なりません。
この状況で対面授業を続けることに限界を感じ、先日ついにオンライン授業に踏み切ることにしました。
同じく遠隔での授業を検討している方の参考になれば…と思い、オンライン授業のために私が導入した
- iPad Air
- Apple Pencil
- 無料アプリ「MetaMoji Share Lite」
についてご紹介したいと思います。
Contents
譲れない条件:双方からアプローチ可能な「ノート」
生徒さんが実際に解いている様子を見て理解度を図り、その時々に合わせて適切な解説を行えることが家庭教師の強みだと思うので、
「紙と鉛筆を使っているようなノート画面をリアルタイムで共有・相互編集できること」
という条件は絶対に譲れませんでした。
そうなると、双方からアプローチ可能な「ノート」が必須です。
我が家のパソコンはタッチパネル非対応なので、どうしてもノートとして使うことは難しい…
ということで、タッチペンが使えるタブレット端末を購入することにしました。
私は普段 iPhone を使用しているので iPad と Apple pencil を選びましたが、タッチペン対応のタブレットなら何でも良いと思います。
遠隔授業用の端末に iPad Air を選択した理由
いくつか種類のある iPad の中から iPad Air(第3世代) を選んだのは、
- フルラミネーションディスプレイであること
- 画面がそこそこ大きい
- できるだけ低価格
という理由からです。
フルラミネーションディスプレイとは、ガラスと液晶をほぼ一体化させたディスプレイのことです。
これは、比較的安価な iPad(無印) には搭載されていません。
Apple ペンシルで線を書いたとき、iPad Air は線とペン先がほぼ密着するのに対し、iPad はガラスの厚みの分だけ線とペン先が離れて見えるとのこと。
授業では式や図をたくさん書き込む必要があるので、これは致命的なストレス源になりそうです。
フルラミネーションディスプレイ対応の iPad Pro・iPad Air・iPad mini の中でも、比較的安くて画面も大きい iPad Air で授業を行うことにしました。
カラーは大好きなピンクにしたので、お仕事するにもテンションが上がります😊
次に、授業で使うオンライン上の「ノート」について。
色々と調べたり実際に使ってみたりしたところ、「MetaMoji(メタモジ) Share Lite」 というアプリが素晴らしく適していることが分かりました。
- 無料で何冊もノートが作れる
- リアルタイムでノートが共有できる
- 共有したメンバーは誰でも編集できる
- ペンや蛍光ペンなどの色・種類が豊富
- ノートに書き込んだ内容がほぼ瞬時に共有相手のノートに同期される
つまり、生徒さんがノートに解答を書いたり、教師側が解説を書き込んだり…というような普通の対面授業で行っていることが、アプリのノート上でもほとんど実現できる のです!
「MetaMoji Share」という有料版のアプリもあるのですが、私は今のところ無料版で大満足しています。
授業日ごとにノートを分けてタイトルをつけたり、ファルダ分けをしたり…ということもできるので、複数人の生徒さんがいる場合には特に嬉しい機能です。
↑ノートを2冊作った時のスクショ
保存ボタン等を押さなくても書き込む度に自動で上書き保存してくれて助かります。
サンプルノートを作成してみました。
まずは「新規ノート作成」から好きな用紙を選択します。
個人的には、式やグラフが書きやすい方眼紙が好きです。
ペンの編集は、上部のツールボタン内のペン設定から行えます。
テンプレートとして5種類まで保存できるので、黒ペン・蛍光ペン(黄)・蛍光ペン(青)・赤ペン・青ペンとして使用しています。
蛍光ペンの透明度・太さも自分で自由に設定できるので、重要事項を協調するペンとして大変重宝しています。
↑薄いですが、黄色の蛍光ペンでマーカーラインを引いたところ。
そして気になる書き心地ですが…
スルスル書ける!細かい文字も図も難なく書ける!!
これが無料でいいの!?って感動してしまいました。
(とりあえずなんとなく思いついたものを書いています)
軽いタッチで思った通りに書けて、これは本当にただの「紙とペン」です!
紙との抵抗がない分、むしろ紙より滑らかな書き心地。
シャーペンというよりは、インクペンやボールペンをイメージしてもらった方が近いと思います。
ノート内のページの追加ももちろん可能です。
無料版で何ページまで追加できるのか、分かり次第追記します。
共有は右上の Share ボタン内の「会議を始める」から。
メールでURLを送る方法や、SNSなどに公開する方法があります。
教師側・生徒側が事前にアプリを登録しておけば、どちらがノートを作成して招待しても大丈夫です。
公開したノートは、リアルタイムでの共有後も自分のフォルダからいつでも確認できるようになっているので、好きなタイミングで復習ができますね。
両者が iPad などのタブレット、iPhone を持っている場合、iPhoneで通話しながらiPad上で授業を行うことができます。
Face time でなくても、LINE などの通話アプリでももちろん可能です。
この方法での授業をこれまでに5回ほど行いましたが、今のところ何の問題もなく、通勤・通学の時間をかけずに快適に授業ができています。
お互いにノート画面が手元にあるので見やすいですし、もしかしたら対面での授業より良い方法かもしれません。
(少なくとも教師側はとっても快適で楽です。)
感染リスクをなくした上でしっかり学習サポートができ、本当に導入してよかったなと思うアイテム・アプリです。
5月も引き続きこの方法で授業を進めるので、また何か新しい発見があったらお伝えします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌸